復讐アプリ

〈 何で、部屋の明かりが消えたの？

嫌だよ……。

こんなのって、怖い…… 〉




私は急に暗くなってしまった部屋の中で、怯えながら、辺りを見まわした。




部屋の暗がりの中で、私の机や本棚がぼんやりと見える。




〈 もしかしたら、停電かしら？ 〉




私はそんなことを思いながら、立ち上がり、
暗闇に包まれた部屋の中をゆっくりと歩き出した。




もしかしたら、照明のスイッチをもう一度、入れ直したならば、
部屋の明かりはつくかもしれない。




私は手探りで歩きながら、照明のスイッチの方に歩いていくと、誰かが私の肩をポンと叩いた。