復讐アプリ
私が次の投稿をためらって、ベッドに寝転んだとき、部屋の中で、男の子の声がした。




「お姉ちゃん、早く投稿しなよ。

憎しみを拡散しなよ」




私は、部屋の中で確かに聞こえたその声に、ドキリとして跳ね起きた。




私は上半身を起こして、男の子の声が聞こえたベッドの下に目を向けた。




するとそこには、青白い顔をした中学生くらいの男の子が座っていた。




私はギョッとして、青白い顔をした中学生を目を見開いて見つめていた。




〈 この男の子って、いったい誰?

何でこんなところにいるの? 〉




顔が青白い男の子は、まばたきもせずに、私を見ていた。




この男の子が誰なのか、私にはわからない。




だけど、この男の子が普通ではないことだけは、私にもわかった。




この男の子は、きっと幽霊だって……。
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