「君」がいるから【Ansyalシリーズ ファンside】 
エピローグ



ただ無駄に流れるだけだった時間。
その時間の大切さに、気づこうとはしなかった私自身。


ただその時間が早く過ぎ去ることを祈り続け、
この命が消えて欲しいと願い続けた孤独の時間。



だけど……今の私には、
暗闇の中にも、消えることのない小さな灯が心の中で輝き続ける。




どんなに辛くて、苦しくて、悲しい時間でも
その先には大切な、笑顔になれる時間が訪れることを知ったから。




大切な人と出逢って、大切な音楽を知り、初めての友を得た……
初めてだらけの世界で、私は今日も自分らしく一歩ずつ足を踏み出す。





「君」がいるから……。






今の私は独りじゃない。
私の隣には……いつも「君」が支えてくれている。













The End
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