イジワル先輩さま、ご注文は甘い恋で
引っ張られながら足早に歩くわたしは、目の前の光景に目を疑った。
わたし、晴友くんと手つないでる…。
夢、じゃないよね…?
わたし今、好きな人と手繋ぎしてる…!
うれしいよぉ…。
と言っても、晴友くんの握る力はとても弱かった。かろうじて引っ掛けているくらい…。
これじゃあ、ちょっと人にぶつかったらほどけちゃいそうだった。
そんなの嫌だな…。もっともっと、この時間が続いてほしいよ…。
ぎゅ
と、わたしは強く晴友くんの手を握った。
すると…
ぎゅう…
って、晴友くんがさらに強く握り返してくれた…。
びっくりして、うれしくて…今度は胸がぎゅっと締めつけられた。
晴友くんの手は、夏だというのに冷たかった。
けど、身体が火照るわたしには、むしろ心地よかった…。
わたし、晴友くんと手つないでる…。
夢、じゃないよね…?
わたし今、好きな人と手繋ぎしてる…!
うれしいよぉ…。
と言っても、晴友くんの握る力はとても弱かった。かろうじて引っ掛けているくらい…。
これじゃあ、ちょっと人にぶつかったらほどけちゃいそうだった。
そんなの嫌だな…。もっともっと、この時間が続いてほしいよ…。
ぎゅ
と、わたしは強く晴友くんの手を握った。
すると…
ぎゅう…
って、晴友くんがさらに強く握り返してくれた…。
びっくりして、うれしくて…今度は胸がぎゅっと締めつけられた。
晴友くんの手は、夏だというのに冷たかった。
けど、身体が火照るわたしには、むしろ心地よかった…。