イジワル先輩さま、ご注文は甘い恋で
最強の面接官!?
気だるげに入ってきた瞬間引きつけられてしまう、高い身長と、ちょっと怖いくらいのキリっと整ったきれいな顔…。
スイーツと同じくらい大好きな、わたしの憧れの男の子…。
榊晴友くん。
いつものギャルソンスタイルとはちがう、ブレザー姿。
大人っぽいから大学生ってこともありうる、って思っていたんだけれど…同じ高校生なんだ。
年上ならハードル高いなって思っていたけれど、これでほんのちょっぴり低くなったかな…?
うう…
それにしてもブレザー姿もすっごくかっこいい。
意外なことに、榊くんはわたしを見た早々、気だるげな様子からは一変、目を丸くしてすっごい驚いたような表情を浮かべた。
「あら、ちょうどいいところへ。
晴友、この子覚えてるでしょ?いっつも来てくれているファイ…じゃなかった、かわいいお客さまよ」
「ああ」