イジワル先輩さま、ご注文は甘い恋で
「どうやら、ちゃんと略奪できたようね。できなかったら姉弟の縁を切っていたところよっ」
「やーっと素直になれたようだね、晴友くん」
「日菜ちゃん、長かった片想いもこれで実ったね」
「おめでとう!よくがんばりましたっ」
わたしは涙をぬぐって、笑顔で首を振った。
だって、みんながいなかったら、この片想いは続けられなかったはずだもの。
晴友くんが大好きでリヴァ―ジに来たけれど。
今は、いろんなことで支えてくれたみんなのことも、大大大好き。
みんなとはなれるなんて、できないよ。
「わたし、やっぱりお店やめたくない…!
このお店でまたお世話になってもいいですか…!?」
そうしたら、みんなは笑顔で言ってくれた。
『もちろん、大大大歓迎!
ようこそ、リヴァ―ジへ!!』