イジワル先輩さま、ご注文は甘い恋で
「あーもうやっぱすっげぇ可愛い!日菜ちゃん」
「まるで君自身がスイーツみたいだね。俺のワッフルも、日菜ちゃんの愛らしさには敵わないよ」
「え!な…ちがいます!おふたりのがすごく上手だから…!パフェもワッフルも最高に美味しくて、元気にならないほうがおかしいし…!」
必死で言葉を並べると、拓弥くんははじけるような笑顔を、暁さんはとろけるようなやさしい微笑を浮かべた。
「そんなこと言われると、俺の方が元気出まくっちゃう!」
「君の方が、ずっと上手だよ。俺たち作り手のよろこばせ方が」
あれ?
あれあれ…?
右手は拓弥くんに、左手は暁さんに取られてしまった…!