イジワル先輩さま、ご注文は甘い恋で
へぇ…今日日菜も来るのか。
「まだ全体的に不慣れな日菜ちゃんに今月限定メニューとか紹介させるのかわいそうでしょ?となれば、やっぱり頼めるのは晴友しかいないのよ」
「まぁ、そうだな」
と、うなづいた俺だけど、内心、口元がゆがむのをこらえていた。
意地の悪い考えが、生まれたからだ。
「わかったよ。やってやるよ」
「ほんとぉ!?
さっすが晴友、ありがとうっ!」
なにも知らない姉貴は大喜びだ。