Liebe
日常は時として変化を伴う

日常は時として変化を伴う1

彼女の朝はとても早い
ピピピ・・
目覚ましの時間は朝の3時をさしていた。

朝の仕事に行った

朝の仕事とは新聞配達
一人暮らしをしているので、
一番手っ取り早く
そして自分のスピードで出来る仕事だから彼女はそれを仕事にした。

彼女の一日はそこから始まる

夕方はファミレスのバイトをして
夜の12時に帰宅
そして一日が終わる
それが彼女の生活サイクルだった。

毎朝のように準備をして外に出ると、
外は大雨でこれでもかって言うぐらい降っていた。

「今日は雨なんだね」

それだけを言っていつも通りに仕事に向かった。

新聞配達の日に雨が降るとなると凄く大変だが、
天気に文句を言っても仕方ないと思っていた。


その日もいつも通りに仕事が終わった。

綾が自転車置き場に置きに行くと人が倒れていた。

さすがに無視も出来ないため、
朝もまだ6時にも成っていなかったので、綾はその少女?を抱きかかえ、部屋に連れて行った。


ここで病院なり、
警察なり連絡していれば
いつもどおりの
チョットだけアクシデントがあっただけの、
変わらない日々だっただろう。

ほんの少しだけ選択がかわった
だけで、


こんなに変わるとは
この時は、誰も予想が出来なかった事だろう。
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