Liebe
土曜日の前の日
あれから4日間栞は学校に来なかった
彼女が来たのは
金曜日の4時限目が終わったときだった。
「こんにちは~」
「栞ちゃん久しぶり~大丈夫なの?」
「急に入った仕事が合って休めなかった~」
「お疲れ様」
「折角学校に入ったのにこれじゃ変わらないよっていうか普通多少は学業の方をしてくれない」
「栞ちゃん学校そんなに好きだったの~」
「明日の約束もあるしね」
「覚えていてくれたんだ~うれし~」
栞の周囲に数人が集まり
そんな話をしていた。
少しだけ綾も心配はしていた
あれから連絡が全くなかったからでもあった。
「土曜日ってどんな予定?」
「もちろん!一日オフになりました」
「そうだ、南條さん」
「何?」
「もう一度お誘い」
周囲はなぜかざわざわしていた。
何故栞はこんなに南條のことを気にしているのか
南條はどうするのか?
「今じゃなければダメ」
「ん~みんなの事もあるし、今日の放課後までなら」
「そう、それまでに返事する」
「いい返事だといいけれど」
「気体はしないで」
少し小声で一人の女生徒が栞に聞いてきた。
「ねえ栞ちゃん何故そんなに南條さんが気になるの?」
「何でだろうね?自分でも良くわからないかな、それを知るためかなやっぱり」
「なにそれ~」
「南條さんってさどんな人か良くわからないし、ミステリアスっぽいから知りたくなっただけ」
「すごいね」
「なにが?」
「栞ちゃんだけだからあの人に話しかけるの?」
「そっか、でもやっぱり楽しまないとね
まだまだやりたいことが沢山あるから
やらないとね
南條さんの件もそれの一環だよ」
綾は少し困っていた
いつもみたいに断れば一番いいのは知っていたけれどなぜかすぐには答えれなかった。
スケジュールは頭の中に入っている。
その日は丁度お休みになっていた。
綾は仕事を入れたのだが、毎週入れている綾に対して
店長がたまには土日休んでと言われたからであった。
行くだけ行って
少し離れてみていてもいいかな
何人ぐらい来るんだろう
カラオケって行っていたっけ?
何であの人は、私はそっとしといてくれないのかな
ここで行かなかったら面倒くさそう
行ったら行ったで
今もそんなにちょっかいが出ていないから
大丈夫かな
綾が出した返事は
放課後の
学校から帰る瞬間だった
「霧生さん、返事遅くなったね。明日お世話になるよ」
そういって帰ってしまった。
栞は嬉しさを隠していた。
「やっぱり南條さんかわっているよね」
「うんうん、部活はサッカー部だけどもほぼ幽霊部員でも一番の実力者ワケありで一人暮らしって話だしね」
「そうなんだ~」
そっか綾さんワケありで一人暮らしなんだ
それは知らなかったなぁ
秘密主義だしこれって聞いたら自爆しそうだし
「ねぇ聞いてる?」
「あぁごめんちょっち考え事してた」
「明日どうする?」
「ん?」
「9人ぐらい集まるのだけどそんなに集まる場所がなくて」
「最初カラオケって行ってなかった?」
「うん最初はね、でもそんなに大勢入れるところが無くって」
「ならカラオケじゃなくどっかにしない」
あれこれ考えていたら
おなかがすいてきたので
「少しおなかがすいてきたよね」
周囲からくすくすと笑い声が聞こえてきた。
「ならさぁケーキ屋みたいなところはどうかな」
「そうだね」
「学校の近くにケーキバイキングがあってね」
わいわいガヤガヤしていると間に
そこに決まってしまった。
栞はなんとなく気付いてしまった
栞はこの場を読む感覚
観察力で
いついなくなるかわからない
芸能界を生きてきたスキルでも合った
多分部屋が無いのはウソ
そして予約していた部屋は8人部屋
でもなんでカラオケだめになったんだろう?
さすがの栞もそこまでは読めれなかった
栞も決まったことだしそろそろ帰るねと言って
教室から出て行った。
「でも本当に良かったのカラオケじゃ無く」
「栞ちゃんの生歌はもったいないけれど
南條さんめちゃ上手いじゃん
栞ちゃんもなんか南條さん気に掛けているようだし・・・」
「そうだよね」
「多分ケーキバイキングだと
南條さんも普通だと思うし大丈夫でしょ」
「意外だったなぁ南條さんが来るって言ったの?」
「多分、クラスの目の前で何度も誘われて行かなかったらって考えたんじゃない」
「どういうこと」
「言いだしっぺが私たちだから私たちのグループと行く風になっていて他の子もやっぱり一緒に行きたいと思うんだよね」
「そっか、しかも栞ちゃんのご指名。誘われなかった子達にしてみたら悔しくならない私だったら悔しいかな」
「それってどっち選んでもそうじゃない」
「行かないより行った方が良いって」
「でも南條さんには手を出しにくい雰囲気あるのに、やっぱり栞ちゃんも普通とは違うね」
きゃあきゃあわいわいしていた。
少しはなれたところで栞はこの会話を聞いていた。
そっか
やっぱりね
明日どうなることになるのかな?
そう思って栞は校舎から出て行こうとしていた。
彼女が来たのは
金曜日の4時限目が終わったときだった。
「こんにちは~」
「栞ちゃん久しぶり~大丈夫なの?」
「急に入った仕事が合って休めなかった~」
「お疲れ様」
「折角学校に入ったのにこれじゃ変わらないよっていうか普通多少は学業の方をしてくれない」
「栞ちゃん学校そんなに好きだったの~」
「明日の約束もあるしね」
「覚えていてくれたんだ~うれし~」
栞の周囲に数人が集まり
そんな話をしていた。
少しだけ綾も心配はしていた
あれから連絡が全くなかったからでもあった。
「土曜日ってどんな予定?」
「もちろん!一日オフになりました」
「そうだ、南條さん」
「何?」
「もう一度お誘い」
周囲はなぜかざわざわしていた。
何故栞はこんなに南條のことを気にしているのか
南條はどうするのか?
「今じゃなければダメ」
「ん~みんなの事もあるし、今日の放課後までなら」
「そう、それまでに返事する」
「いい返事だといいけれど」
「気体はしないで」
少し小声で一人の女生徒が栞に聞いてきた。
「ねえ栞ちゃん何故そんなに南條さんが気になるの?」
「何でだろうね?自分でも良くわからないかな、それを知るためかなやっぱり」
「なにそれ~」
「南條さんってさどんな人か良くわからないし、ミステリアスっぽいから知りたくなっただけ」
「すごいね」
「なにが?」
「栞ちゃんだけだからあの人に話しかけるの?」
「そっか、でもやっぱり楽しまないとね
まだまだやりたいことが沢山あるから
やらないとね
南條さんの件もそれの一環だよ」
綾は少し困っていた
いつもみたいに断れば一番いいのは知っていたけれどなぜかすぐには答えれなかった。
スケジュールは頭の中に入っている。
その日は丁度お休みになっていた。
綾は仕事を入れたのだが、毎週入れている綾に対して
店長がたまには土日休んでと言われたからであった。
行くだけ行って
少し離れてみていてもいいかな
何人ぐらい来るんだろう
カラオケって行っていたっけ?
何であの人は、私はそっとしといてくれないのかな
ここで行かなかったら面倒くさそう
行ったら行ったで
今もそんなにちょっかいが出ていないから
大丈夫かな
綾が出した返事は
放課後の
学校から帰る瞬間だった
「霧生さん、返事遅くなったね。明日お世話になるよ」
そういって帰ってしまった。
栞は嬉しさを隠していた。
「やっぱり南條さんかわっているよね」
「うんうん、部活はサッカー部だけどもほぼ幽霊部員でも一番の実力者ワケありで一人暮らしって話だしね」
「そうなんだ~」
そっか綾さんワケありで一人暮らしなんだ
それは知らなかったなぁ
秘密主義だしこれって聞いたら自爆しそうだし
「ねぇ聞いてる?」
「あぁごめんちょっち考え事してた」
「明日どうする?」
「ん?」
「9人ぐらい集まるのだけどそんなに集まる場所がなくて」
「最初カラオケって行ってなかった?」
「うん最初はね、でもそんなに大勢入れるところが無くって」
「ならカラオケじゃなくどっかにしない」
あれこれ考えていたら
おなかがすいてきたので
「少しおなかがすいてきたよね」
周囲からくすくすと笑い声が聞こえてきた。
「ならさぁケーキ屋みたいなところはどうかな」
「そうだね」
「学校の近くにケーキバイキングがあってね」
わいわいガヤガヤしていると間に
そこに決まってしまった。
栞はなんとなく気付いてしまった
栞はこの場を読む感覚
観察力で
いついなくなるかわからない
芸能界を生きてきたスキルでも合った
多分部屋が無いのはウソ
そして予約していた部屋は8人部屋
でもなんでカラオケだめになったんだろう?
さすがの栞もそこまでは読めれなかった
栞も決まったことだしそろそろ帰るねと言って
教室から出て行った。
「でも本当に良かったのカラオケじゃ無く」
「栞ちゃんの生歌はもったいないけれど
南條さんめちゃ上手いじゃん
栞ちゃんもなんか南條さん気に掛けているようだし・・・」
「そうだよね」
「多分ケーキバイキングだと
南條さんも普通だと思うし大丈夫でしょ」
「意外だったなぁ南條さんが来るって言ったの?」
「多分、クラスの目の前で何度も誘われて行かなかったらって考えたんじゃない」
「どういうこと」
「言いだしっぺが私たちだから私たちのグループと行く風になっていて他の子もやっぱり一緒に行きたいと思うんだよね」
「そっか、しかも栞ちゃんのご指名。誘われなかった子達にしてみたら悔しくならない私だったら悔しいかな」
「それってどっち選んでもそうじゃない」
「行かないより行った方が良いって」
「でも南條さんには手を出しにくい雰囲気あるのに、やっぱり栞ちゃんも普通とは違うね」
きゃあきゃあわいわいしていた。
少しはなれたところで栞はこの会話を聞いていた。
そっか
やっぱりね
明日どうなることになるのかな?
そう思って栞は校舎から出て行こうとしていた。