Color of Love
6
「いきなりなにすんのさっ!!」
「………あれ。」
「あれ………?」
私に当たっていた光が部室の後ろの方をさした。
光がさしたのは、
さっきまで描いていた、未完成のコンクール作品。
「言うとおりにしてんじゃん。」
「えっ………?」
絵に近づいた彼から出た一言に、私は目を丸くする。
言うとおりに…って、
「あっ、えっ、てっ!!」
あまりの突然の衝撃にうまく言葉が出てこない。
そんな私を見て彼は腹を抱えて笑った。