“カレ”と私の恋模様


「でわ諸君、これで式を終了とする」


パチンッという指の音が鳴ると、ぷしゅーっと煙が出て白い人が消えた。


「何だったんだろうね」


ほんとだよ。


何喋ってんのか全然分かんなかった。


先生…JKらしき人が入り口で誘導していて体育館から人がぞろぞろいなくなる。


私達も急がなくては。




ダイヤのマークが描かれた教室に着くと意外と中は普通だった。


黒板に貼られている席順の席に荷物を置くと美弥奈のところに行った。


「美弥奈」


声かけると美弥奈は行なっていた動作を止めた。


「みぃの席は廊下側の2列目か」


人数が1クラス12〜3人なので縦が3列横が4列という少人数クラスだ。


美弥奈は真ん中の左側の3列目。


少しだけ離れてしまった。


「うちのクラスのJK?

どういう人だろうね」


マスターがあれじゃあJKも変そう。


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