男の秘密 -繋がる未来-
「優が話したくなったらでいい。もし、話したくなかったら無理に話さなくてもいい」

「聞いては、欲しいの。
でも今は無理。
私は起きるけど、忍さんはもう少し眠ってて」

そう言って忍の腕からスルリと逃れて、立ち上がる優は、落ち着いているようだった。

「じゃぁ俺も起きてシャワーを浴びるとしよう」

忍も立ち上がり、寝室を出ると、丁度優が自分の部屋に入る所だった。

『部屋に何の用だ?』

疑問に思ったが、深くは考えず、シャワーを浴びに行った。
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