男の秘密 -繋がる未来-
「この前、忍さんがソファーで眠っている時に黙って撮ったの。ごめんなさい」
待ち受けには気持ち良さそうに眠る自分の姿が表示されていた。
「落ち込んだ時とか、寂しい時、疲れた時にその画面を見て幸せな気分になるの。
だから、消せって言わないで」
「言わないけど・・・これの所為? 優が凄い速さで携帯を取ったの?」
「うん。忍さんに了解を得てなかったから、消せって言われたらどうしようって思って、見せられなかったの」
「はぁぁぁぁ」
大き目の長いため息をついた忍に、ビクリと肩を振るわせる優。
「ごめんなさい」
「違う。ホッとした。柏木さんとの事が勘違いで」
「柏木さんは写真家として尊敬してるし、好きだけど、忍さんに対する好きとは全く違うの
それに、忍さんの事好きすぎて、他の人が入ってくる隙間なんて無いわ」
最後の方になるに従って声が小さくなってしまったが、全て聞こえた忍の顔は真っ赤になっていた。
だが、残念な事に優は俯いて話していたので、その顔を見る事は出来なかった。
待ち受けには気持ち良さそうに眠る自分の姿が表示されていた。
「落ち込んだ時とか、寂しい時、疲れた時にその画面を見て幸せな気分になるの。
だから、消せって言わないで」
「言わないけど・・・これの所為? 優が凄い速さで携帯を取ったの?」
「うん。忍さんに了解を得てなかったから、消せって言われたらどうしようって思って、見せられなかったの」
「はぁぁぁぁ」
大き目の長いため息をついた忍に、ビクリと肩を振るわせる優。
「ごめんなさい」
「違う。ホッとした。柏木さんとの事が勘違いで」
「柏木さんは写真家として尊敬してるし、好きだけど、忍さんに対する好きとは全く違うの
それに、忍さんの事好きすぎて、他の人が入ってくる隙間なんて無いわ」
最後の方になるに従って声が小さくなってしまったが、全て聞こえた忍の顔は真っ赤になっていた。
だが、残念な事に優は俯いて話していたので、その顔を見る事は出来なかった。