ふゆの恋花火
わたしたちは学校を抜け出し、町中を歩いた。
制服を着た学生が数人いて
わたしと葵はたいして目立たなかった。
「じゃあまず、ゲーセンだなっ」
「わたしあれやりたい!!」
わたしは、お気に入りのキャラクターのマスコットがあるUFOキャッチャーに飛び付いた。
「あぁ〜お前好きだもんな。
何だっけ?そのキャラクター」
「ももぶた!!ってか何で知ってんの?」
「そ…そりゃ、お前のペンケースとか、鞄にあんだけブラブラとぶら下げてりゃ、わかるだろ」
葵はわたしが肩に掛けているスクールバッグを指差した。
わたしのスクールバッグには
桃の被りものをした可愛らしいブタのキャラクターがいくつもぶらさがっていた。
「欲しい?」
葵はウィンドウ越しにちょこんと座っているももぶたを親指で指差した。
「欲しい!」
「よっし、取ったる!!」
「ほんと!?」
「おう。俺意外とうまいぜ!!」
そう言って、葵はUFOキャッチャーの機械に100円玉を入れた。
制服を着た学生が数人いて
わたしと葵はたいして目立たなかった。
「じゃあまず、ゲーセンだなっ」
「わたしあれやりたい!!」
わたしは、お気に入りのキャラクターのマスコットがあるUFOキャッチャーに飛び付いた。
「あぁ〜お前好きだもんな。
何だっけ?そのキャラクター」
「ももぶた!!ってか何で知ってんの?」
「そ…そりゃ、お前のペンケースとか、鞄にあんだけブラブラとぶら下げてりゃ、わかるだろ」
葵はわたしが肩に掛けているスクールバッグを指差した。
わたしのスクールバッグには
桃の被りものをした可愛らしいブタのキャラクターがいくつもぶらさがっていた。
「欲しい?」
葵はウィンドウ越しにちょこんと座っているももぶたを親指で指差した。
「欲しい!」
「よっし、取ったる!!」
「ほんと!?」
「おう。俺意外とうまいぜ!!」
そう言って、葵はUFOキャッチャーの機械に100円玉を入れた。