【完】七瀬先輩と秘密の恋におちて



確かに興味というか夏目先生と七瀬先輩が“生徒”と“教師”でありながら、いけない関係にあることを知ってしまったから。



「わたしは、困るんです……」


「どうして?」


「だって……っ、七瀬先輩といると、胸が落ち着かなくなって。それに……変にドキドキしさせられて、いつも困ってるんです」



それは正直に感じていること。


そのせいもあってつい夏目先生に勢いまかせにわたしの気持ちをぶつけてしまった。



「和藤さん。それって、七瀬君のことが特別な意味で気になってるって言ってるみたいに私には聞こえるわよ?」



気になってる……?



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