【完】七瀬先輩と秘密の恋におちて
「夏目先生、それは……わたしが逃げ出したからです。だから夏目先生は何も謝ることなんて、ありません……」
しっかり目を見つめて夏目先生へそう言った。
「……これは私の勝手な想像だけど。もしかして、昴が保健室にいたから嫌だった?いつも、和藤さんを困らせていたんじゃない?」
「えっ、いや、そんな……っ、わたしは困ってたわけじゃ、ないです」
正直言って最初は七瀬先輩とのことがみんなに知られたらどうしようとか、強引なところには困ってはいたけど。
いつしか、七瀬先輩と一緒にいるうちに、わたしの泥ついた心は軽くなっていた。