【完】七瀬先輩と秘密の恋におちて



あのぉ、コレ、夢ですか?


むしろ悪夢が降りかかってるんじゃない?



「いや、嘘……でしょっ……」



思わず心の声がボロボロと出てしまったのは、七瀬先輩がわたしのクラス……というか、わたしの机に座って突っ伏してるからだ。


なんで……?

勢いまかせに教室の中へ入ると、わたしの机に我が物顔で突っ伏している七瀬先輩へ声をかけようとした……。



「もう、なんで……」



窓際へ顔を向けてスースー寝息をたてて眠ってるんだから思いとどまるのも無理はない。 



コレじゃあ、起こすことも躊躇うじゃない……。



何考えてるんですか、アナタは。



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