溺愛ドクターに求愛されて
私の顔を覗きこんで、越川先生がニヤッと笑った。
「自信がないならそれでもいいよ。俺が沙織の事もっと輝かせるから。嫌になるくらい愛してあげるからね」
その言葉が合図のように、越川先生の指と舌が私の身体中に触れていく。
触れられた所が熱をもって、自分でも触れたことのない身体の奥底が越川先生で満たされて溢れていく。
「沙織……、太陽と月が重なるとどうなると思う?」
私の足を抱えながら越川先生がそう言う。額に汗が滲んでいる越川先生を、涙目で見上げて私は首を傾げる。
「太陽と、月……?」
それって、日食の事かな。越川先生に翻弄されて、よく回らない頭でそう考えていると越川先生が私の中に身体を押し進めてくる。
「……っあ、ゆ……すけ」
「あー……やっぱり沙織とだと違うな。キスも好きだけど、繋がってるのもいい」
そう言って笑って、私の足を抱え直した越川先生が汗を拭う。