溺愛ドクターに求愛されて

そしたら登ってくる人がいて少しホッとするけど、その人を見て驚いた私の手から携帯が滑り落ちた。


「あっ!」


そう声をあげるけど、私の携帯は勢いよく跳ね落ちて私の事を驚いた顔で見上げていたその人の前で止まる。


動けないでいる私に微笑んで、その人は携帯を拾いあげて私の前まで歩いてくる。


なんで、これって偶然?


そこにいるのは京都駅で目が合って、今日行く先々で出会ったあの綺麗な男の人で私は驚きすぎてまじまじとその人の事を見つめてしまう。


間近で見ると思っていた以上に背が高くてスタイルがいい。


私だって一六四センチあるから女としては小さい方ではないけど、私が見上げるくらいだから一八〇センチくらいはありそうだ。


肌も綺麗だし、女の人より色っぽいし綺麗だからこの人の隣に並びたくないなと思ってしまう。


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