溺愛ドクターに求愛されて

「無理しないで、ゆっくりでいいからね」


裕介さんに優しくそう言われて頷いて私は階段を登り始める。


「裕介さんて、体力あるんですね」


息も切らしてないし、汗も滲んでない。涼しい顔してるからそう言うと裕介さんは汗を拭う私を見て微笑む。


「パワースポット行くのって案外体力いるしね。俺、子供の頃は身体が弱かったから。色々制限があったからその分、大人になってからは身体動かすのが楽しくてね」


へえ、裕介さん小さい頃は身体が弱かったんだ。


確かにパワースポットって山奥にあったり高いところにあるから体力はいるよね。


「私も体力つけよう」


神社仏閣巡り、好きだし。まだまだ行ってみたい所あるもんね。


弘樹と付き合ってる間はあんまり行ってなかったけどこれを機に行ってみたい所色々行こうかな。


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