箱入り娘と黒猫王子
な、泣きそうな顔が好き?
ちょっと、どういう事なのかイマイチ分からない。
「だから、ふらちゃんは何言われてもぷーん!って無視してていいからね!!!」
「はっ、出来るもんならしてみろ」
「してやるもん!!」
私を抱きしめながら、べーっと紫ノ宮先輩に悪態をつく茉夏さん。
そんな茉夏さんをものともせず、楽しそうに笑うその笑顔は〝王子〟と言うより、弱いものいじめを楽しむ〝悪魔〟に見える…。
「ふら、」
「は、はい!!!」
突然呼ばれて慌てて返事をすると、変わらず楽しそうな紫ノ宮先輩がさっきまで自分の仕事だったファイルを私の机にドサッと下ろし、
「これ、判押して、こっち、種類ごとに分けておいて。昼休みまでな♪」
語尾に見えた音符が似合わなすぎる量の仕事が目の前に置かれ、背筋に冷や汗が伝う。
昼休みまであと一時間半…
む、無理です!!!(泣)
ちょっと、どういう事なのかイマイチ分からない。
「だから、ふらちゃんは何言われてもぷーん!って無視してていいからね!!!」
「はっ、出来るもんならしてみろ」
「してやるもん!!」
私を抱きしめながら、べーっと紫ノ宮先輩に悪態をつく茉夏さん。
そんな茉夏さんをものともせず、楽しそうに笑うその笑顔は〝王子〟と言うより、弱いものいじめを楽しむ〝悪魔〟に見える…。
「ふら、」
「は、はい!!!」
突然呼ばれて慌てて返事をすると、変わらず楽しそうな紫ノ宮先輩がさっきまで自分の仕事だったファイルを私の机にドサッと下ろし、
「これ、判押して、こっち、種類ごとに分けておいて。昼休みまでな♪」
語尾に見えた音符が似合わなすぎる量の仕事が目の前に置かれ、背筋に冷や汗が伝う。
昼休みまであと一時間半…
む、無理です!!!(泣)