君の中から僕が消えても僕は君を覚えている。【完結】
朝バスに乗っている時や、お昼休憩の時に、槙野くんからのメールに返信する感じ。
それぐらいでしか交流できなくてちょっと寂しい。
学校があると、当たり前のように毎日会えたのにな。
私達は恋人だから、夏休みに入っても暇な時間会おうかって言えるけど。
もしも片想いだったら、会いたいけど会えないから気持ちを募らせるんだろうな。
そう考えたら気持ちを伝えてよかったのかもしれない。
好きな人がいるって感覚わからなかったけど、好きな人がいると元気になれるというか、パワー貰える。
頑張ろうって思える。
大会も今年はいい結果が出せるんじゃないかなって密かに思っていた。
部活が終わり家に着いて、お風呂に入った私はご飯を食べてすぐに部屋に向かった。
【お疲れ様。部活はどう?】
いつも通り。槙野くんからのメールだ。
私はすぐに返信をする。