君の中から僕が消えても僕は君を覚えている。【完結】

段々と近付き、ガラガラっと扉が開いた。



愛しい愛しい、僕の大切な人。



その人を見つめると、僕は口を開く。



――――――――おはよう、藤さん。



目を真ん丸にして僕を見る彼女。


ここから、また始めるんだ。
僕と、藤さんの物語を。




        【完結】
       2016.10.21
      
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