パチパチ***サイダー
夏の憂鬱


「君はあたしのことなど見えないだろ〜、この胸の中にある純粋な欲望〜」


蝉の声が聞こえる。


太陽の日差しが眩しい。


額に浮かぶ汗が鬱陶しい。


私は夏が嫌いだ。

夏になると、ドラマも歌もなぜだか恋愛ものが多くなる。

イベントも多い。フェスに、祭りに。

恋人達にとっては、キャッキャできる夏休みも私にとっては憂鬱でしかない。
< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop