山下くんがテキトーすぎて。


……オーマイガー。



ん、ちょっと待って。視線を感じる。



視界の端に、私の方をじっと見ている黒い影が映ってる!!



気のせい……なんかじゃないね、うん。



なんか、こっち見て睨んでるね。


そーとー怖いね。


まだ怒ってるのかな!?



うわぁぁ勘弁してください。もうアナタとはお関わりになりたくないのです…!



えっ、ちょっと待って。


なんか、黒いのがこっちに近づいて来てるんですけど……?!




「どどどうしよう…来てる…来てるよ」


「えっ?遠山さんどうしたの?」



不思議そうに顔を覗きこまれてハッとする。


ていうか、顔近いよ大倉くん!!




「あ、えっと悪魔みたいなヤツがこっちにじわじわと近づいてきててね……」



「だーれーがー悪魔だって?」



ヒィィィ!!

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