山下くんがテキトーすぎて。

一人残された私は数秒間、藤本くんが出て行った扉を見つめる。



どうせもう授業は始まってるし、堂々と途中参加っていうのも気が引けるから

しばらくここで外の景色でも眺めていようと思った。




……明日にでも告白してみようかな。



付き合いたいわけじゃない。


ただ純粋に、気持ちを伝えたくなって…‥。



それだけで、なんだか心がくすぐったいような気持ちになった。