最初で最後の恋をします


それから校長の話は20分続いた。







「んー!!やっと終わったぁー。」


あたしは大きく伸びをした。

少し肌寒い風が秋の訪れを告げていた。


『依吹ー・・・眠いー。』

「あ、千沙ちゃん!おはよー。」

『あんたは朝の挨拶から始まるわけね・・・
もう、おはようの時間でもないわよ。』

「えへへ。」


橋本千沙ちゃんは、あたしのお姉ちゃんみたいな存在。
すっごく頼りになるんだー。
ちなみに年上の彼氏がいるらしいの!
確か大学生って言ってたような・・・


『依吹ー。教室帰るよー』

「あ、はーい。」


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