恋に落ちる3秒前
悪魔の契約
語る。
私は、入部届けを提出した後、正門へ向かった
そこには、ドラマで見るような黒塗りの高級車で、執事の方が、深々とお辞儀をしていた
花子「あっ、あの、私、鈴木花子と
いいます。よろしくお願いし
ます!」
執事「宗様からお話を聞いておりま
した。
今後とも、よろしくお願い致
します。」
執事の人もイケメン!?
あの人の周りは、顔面偏差値が高いな〜
執事「お乗り下さいませ」
花子「失礼します······」
後部座席に、あいつが、只者では無いオーラを醸し出して、座っていた
花子「あの〜、お話というのは······」
緊張して聞くと、いつもは見せない、真面目な顔で話した
宗「お前、うちの理事長のこと、どう思う?」
花子「えっ?理事長ですか?」
宗「あぁ。どんな事でも良いから、言ってみろ」
花子「友達は、『カッコよくて、超紳士そ〜♡』とか言ってました······」
宗「ふっ、やっぱりな······
女なんて、皆そうなんだろ」
花子「でも、私は、少し苦手です。話した事無いですけど」
私は、ハニカミながら言った
すると、不思議そうに
宗「······何故だ?」
花子「なんか、目に、魂が宿ってないような気がするんです。あなたの、営業スマイルみたいに!
誰も、信じてなくて、むしろ、人の事を嫌っているように見えるんです。」
宗「何故そう思ったんだ?」
花子「心から笑っていない笑顔は、ムズムズするんです!
なので、私、宗が生徒会の皆さんに見せる顔、とっても好きです!」
私は、この空気を払拭するために、笑顔で語った
私が話している時、彼は、相槌を打ちながら、真剣に聞いてくれた
その姿は、私の頭に、今も鮮明に残っている