恋に落ちる3秒前
罠
私が話し終わると、お腹を抱えて笑った
「あの、私、何か変な事言いましたか?」
「いや、お前、ほんっと面白いな(笑)」
「普通に話しただけなんですけど...」
「お前、うちの理事長のこと、何も知らないんだな」
「しっ、知ってますよ!」
「じゃあ、何で理事長と俺が親子だって知らないんだ?」
「えっ······?」
初耳なんですけど〜!?
「まぁ、仕事があるから、ほとんど学院には居ねぇけどな」
「そうなんですか······」
ん?待てよ!?
私、さっき、失礼なこと言っちゃった〜!!!!
「あの〜、さっき言った事って〜、忘れて頂いても良いですか?」
ヤバイ!!この窮地を早く乗り越えなくては!!
「それは無理だな」
「何でっ!」
「東城」
執事「どうぞ。」
「今までの会話、全てこのCDに録音させて貰った」
こっ、こいつ〜!!
さっき、少しでも見習ってしまった私を殴ってしまいたい!!!
「どうしようかな〜、こ・れ♪」
『ニヤリ』と、悪魔の笑みを浮かべた
私、鈴木花子は、この悪魔に、まんまとハメられました!!