胸が壊れるほどに愛してる
罰ゲーム?
「先生、仕事は良いんですか?」
「ははっ、優しいな、白石は!俺の心配までしてくれて!
ありがとう!でも、大丈夫!
白石のために終らせて来たからな!」
そう言って、先生は、大きい手で、私の頭をワシャワシャした
「だっ、駄目です!私なんかのために、無理したら!」
「あっ!『私なんか』って言ったから、罰ゲーム!」
「あっ······
罰ゲームって、何をするんですか?」
「白石、お前は頭が良い!トップを狙える!」
「むっ、無理です!」
「無理じゃないよ。
だって、白石、数学苦手だろ?」
先生は、優しく、語りかける様に言う
「苦手です......」
「先生が、補習してあげるよ!
理科、いっつも1番だから、きっと、大丈夫だ!」
理科も苦手だけど、先生の担当だから頑張ってるんですよ······?
「それなりには、教えてやれるから、一緒に頑張ろうな!」
『一緒に』その言葉は、初めて言われたから、少し戸惑っちゃったけど、凄く嬉しいです!
初めてが先生で!
ん?でも、2人っきりっていう事ですよね!!!
大変です!!!!
心臓が持たないです......