私の未来はどこにあるの??~俺様男と年下男子~


「ああいう人がタイプなんですか??椰原さん」


半ば引き剥がされる形で整骨院を後にした私たち。


どうやら仕事になりそうにもなく、店長に電話したけれど、安静にしておくよう言われ、車で部屋まで送ってくれた。


「……タイプ??」


そういえばあんまり気にしたことなかったけど。


タイプだと思った。


「椰原さん、この前言ったこと、覚えてますか??」


「えっ!?」


「告白、しましたよね??酔った勢いなんかじゃありませんから」


先月の歓迎会の日だ。


「今はまだ新人ですけど、3年後、相手がいなかったら候補に入れといてください」



< 11 / 108 >

この作品をシェア

pagetop