私の未来はどこにあるの??~俺様男と年下男子~
「かなさん……」
私が発した言葉に、あっとなる布勢くん。
「いやあの……ごめんなさい」
ワンルームマンションの前に着くと車を止めて頭を掻く。
「じゃ、じゃあ、お大事に!!また明日……って出れますかね??」
「今日1日、ゆっくりすれば、落ち着くんじゃない??また明日ね、有り難う」
ドアを開けて出ようとした。
「おっ、お部屋まで送りましょうか??」
「いや!!いい!!いい!!ありがとう!!」
たぶん平静を装って、全力で被せるように断った。とても人に見せられる部屋ではない。
汚部屋だ。
半端ない汚部屋だ。