私の未来はどこにあるの??~俺様男と年下男子~
◎雨宿り
「当分やみそうもない。天気予報通りだな」
「知ってて来させたんですか!?」
「決まってんだろ、おおかた予定通りだ」
やっぱり悪魔だ。
鬼畜だ。
「傘借りていいですか!?いや、濡れても良いんで帰っていいですか!?」
今さらだ。
どの道濡れてるし。
「帰さねえって言っただろ。冗談なんかじゃねえからな」
言うと、部屋の入り口付近で出ようと背中を向けていた私に、後ろから壁ドンされた。
「どいてください!!もう帰ります!!」
「商品はどうするんだ??」
「…………う」
土砂降りの中、自転車を置いて帰るわけにも、車ごと置いて帰るわけにもいかない。
「………嫌いなんですけど」