私の未来はどこにあるの??~俺様男と年下男子~
ガバッとフローリングに押さえ込まれ、身動きが取れなくなってしまった。
「いたっ…」
「……うるせえ」
至近距離で、
「……本気なのか、あいつのこと…」
「だったら、何ですか」
我ながらこの状況でよく噛み付ける。
でも、ドキドキしてきた。
このドキドキはなんだ。
タイプだと思っちゃったんだもんな。知らなかったとはいえ。
顔は。
顔だけは嫌いじゃない。
いやむしろ………。
ガチャガチャと玄関の鍵を開ける音がした。