私の未来はどこにあるの??~俺様男と年下男子~


ふたり、ハッとしてそっちを向く。


「興神!?いるんでしょ!?開けなさいよ!!」


若い女の人の声だ。


「…やっぱり騙したんですね」


「違う!!これは……あいつ」


珍しく周章てる先生。


なんだろう。
―――ズキンとした。


必死で抗ってきたのに。


いきなりなんだこの昼ドラでよくある修羅場な展開は!?
おいおい!!


「この靴何??!誰かいるの!?」


ひいい!!


ドアチェーンで開けられないらしい。
ずっとガチャガチャしている。


「……ここにいろ」


「え"っ?!」


いやそこは普通、隠れてくれ、じゃないんですか!?



< 52 / 108 >

この作品をシェア

pagetop