私の未来はどこにあるの??~俺様男と年下男子~
お似合いかも、という言葉がふと頭をよぎる。
ないないない!!
あり得ない!!
絶対!!!
こんな鬼畜とお似合いだって、私まで鬼畜みたいじゃないですか!?
「冗談じゃないですよ!!!」
けれど。
また壁ドンされた。
「…こうなりゃ意地でも、ぜってえ落としてやる」
顔が近づくとミントのいい香りがした。
ふわっ、と部屋が明るくなる。窓を打ち付けていた雨が収まって、レースのカーテンの隙間から夕陽が眩しく射し込んだ。
「あっ、雨、あがったみたいですね??じゃあ、帰ります。自転車、納品しますので、確認に来てもらえますか??」
微かに動揺したのを隠すように、目をそらす。