私の未来はどこにあるの??~俺様男と年下男子~
◎イタい
ひとまず先生と私は救急車に乗り、未菜は布勢くんが付き添って警察に行った。
「僕も果奈さんと行きます!!」
納得いかない様子の布勢くんに、
「とりあえず、いてあげて」
と説得した。
なんとなく。
一緒にいるのが辛かった。
「本当は私が刺してやりたかったけどね。そんな勇気も度胸もないし、理性が止めてくれたみたいね残念だけど、まだ若い彼女は理性が負けてしまったようだけど」
呟くように言って見送った加南子。
「いつかこんなことになるんじゃないかとは思ってたわ」
「行かなくてよかったんですか??」
運転していた住人の男、井草が、加南子の肩に手を添えて。
「いいのよ。たまたま、居合わせただけだから。明日、役所に出してくるわ。それより接待の方、任せたわよ」
「はい、社長」