私の未来はどこにあるの??~俺様男と年下男子~
―――そして数日後。
「椰原さん!!申し訳ない!!明日から2つ隣の県にヘルプて異動してもらえないかな!?」
石山店長に拝まれた。
「構いませんけど、遠いですね。通いですか??」
2つ隣とはいえ、車でも2時間は掛かる場所だ。
いっそ気持ちを切り替えて仕事に専念しようと思った矢先でちょうどよかった。
―――先生とは少し距離を置こう。
今の私には荷が重い。
というか、お見舞いにも行ってない。
会わせる顔がないし、
会いたくない。
会えない。
「いや、一応店の近くにウイークリーのワンルームマンションがあるらしい」
それを聞いてホッとした。
「いいですよ。じゃあ、誰が聞いても非常時以外は教えないでくださいね??」
「???ああ、うん…」
キョトンとする店長。
そりゃそうだ。