そらをみあげれば…
「私ね、何か嫌なことがあったり…辛かったりした時は空を見るのが好きなの。」

「へぇ~…」

「私の住んでるとこの空はここよりもっと星が見えて…昼間もスッゴい空気が澄んでてキレイなんだよ!」

「空かぁ…最近見てなかったなぁ…」

…しばらく仰向けに星空を見上げる二人。

この日から、俺は悩んだり自分を見失った時は空をよく見るようになっていった。
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