そらをみあげれば…
一度手をつけるとやめられないとはよく言ったものだ。

まだ負のオーラが漂って色々なことを引きずっていた俺には唯一の逃げ場だったし、知り合いの先輩がいつもタダ同然でくれるからどうしても手を出してしまう。

その日も…

モノを受け取りに、先輩が仕事から帰る時間にあわせてきょーすけとしょうを連れて車で三人で家に向かっていた。
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