そらをみあげれば…

シンナーに溺れる毎日の中、事故の後学校に行けなくなっていた俺は、出席日数が足りなくなっていた。

実は事故の数日前に校長から直々に、

「君は…今学期あと１日休んだら退学になるからね。気を引き締めて通うように。」

と言われていた。

事故をしたせいで、もう退学確実だと思ってたんだが…親が校長に交渉してくれて俺はなんとか【留年】という形で、一年後の同じ３学期からの再スタートとなっていた。