気づいたら好きでした。
希実を送って自分の部屋にいると。

流星の部屋から、話し声が聞こえる。 

気になり耳を澄ましてみた。


「明日楽しみだな!」 「うん!流星と遊園地行くんだもん!」  「お泊まり何てドキドキするよ!」

ハァーため息をついた私に引っかかる言葉があった。

お泊まり  おとまり  オトマリ



えっ!?お泊まり!!!!!!!!

この言葉が私に追い打ちをかけた。

突然私は泣いてしまった。大きな声で悲しく、悔しさで。

窓が開いているとも知らずに。



「ん?何だ?」  「流星どうしたの?」

「ちょっと待ってね」  「うん!」
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