嘘つき系恋心
「女...!?」
「あ、んや...くん?」
「と、取り敢えず落ち着きましょう。」
「遊くんが一番落ち着いてよー?」
お互いを見ながら動揺を隠せずに一歩も動かない。四人以上に杏也もとい結彩は内心とても焦っていた。悩んでいた。
「ご、ごめんなさい...っ。すぐ...出ていきますから...っ」
とにかくこの場からいなくなりたかったので、そう言って立ち上がった。
「待って...!」
グイッと恋によって阻止される。力の篭った恋の手は抵抗しても無駄だと悟ったため、素直にソファーへ座った。
「もう...無理.........」