嘘つき系恋心


遊の言葉を遮って、横を通り過ぎて使われていない教室に入った。力が抜け、ぺたんと座り込む。



「苦しいなぁ......」



その声は静かに溶けた。




「ん.........」



いつの間にか寝てしまっていたようで気付いたらもう空がオレンジ色に染まっていた。



「サボってしまった......」


空き教室を出て教室に戻ると、数人の生徒が話していた。



「ん?帰らないの?」


「おー!今なぁ明日のレクリエーションの作戦たててたんだ!」



「は?」

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