嘘つき系恋心
「ほんと可愛い...もう大人しくしてろって」
「無理です...!急にどうしたんですか...って、もう授業が始まります...!」
「んー?サボれば?」
そう言って頑なに離そうとしないので渋々結彩もサボることにした。
「灯亞...なんでこんなことするの...?」
「は?...そりゃあお前がその格好で歩いてたら他の奴らが近づいて、メガネかけてても流石に女だってバレる。そんなの嫌だし。」
「え?そんなこと...考えて...?」
灯亞が頷くと、なんだか心の底から嬉しい気持ちでいっぱいになった。
「ありがとう...っ灯亞!」
「ん。お礼はキスね。」
「え?...んっ!?.........っんうっ」
灯亞に言われると同時に顔も近づいてきて...キスをされた。