嘘つき系恋心

「すっごーい!!ここほんとに男子校の寮なのっ!?」



あまりのすごさとお洒落さに男子校の寮ということを忘れかけていた。


「ええ。ここはすべて神桐学園の所有物ですよ。ここに通う生徒の親御さんは何かしらで有名な方々なので、こうして都市レベルに発達するほどの御力添えを頂いているのです。」



あまりにレベルが違い過ぎて、威月が話した内容の半分程度しか理解することが出来なかった。


「灯亞くーん、杏也くーん伊織ー!いっちゃーん!来てきてぇ!」



恋がなにか見つけたらしく、大きな声で杏也たちを呼んだ。なんだなんだ、と恋のところへ行くと、全員の頭の上にはてなマークが浮かんだ。


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