嘘つき系恋心

「じゃあ、見ていこうか。」



最初に来たのは靴屋さんだった。カラフルな靴が綺麗に並んであった。もう夏なのでサンダルが圧倒的に多かったのは言うまでもない。



杏也たちは一つずつサンダルを見ていく。



「あ、これいいかも...」



履いてみるとサイズもちょうどいいし履き心地も良い。それになんていったってデザインが杏也好みだった。



「うん。杏也くんに似合ってると思うよ。」



履いている様子を見てにこっと笑う伊織。



「そっかな?じゃあこれにしよ〜っと。」


< 56 / 191 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop