嘘つき系恋心
「じゃあ、見ていこうか。」
最初に来たのは靴屋さんだった。カラフルな靴が綺麗に並んであった。もう夏なのでサンダルが圧倒的に多かったのは言うまでもない。
杏也たちは一つずつサンダルを見ていく。
「あ、これいいかも...」
履いてみるとサイズもちょうどいいし履き心地も良い。それになんていったってデザインが杏也好みだった。
「うん。杏也くんに似合ってると思うよ。」
履いている様子を見てにこっと笑う伊織。
「そっかな?じゃあこれにしよ〜っと。」