嘘つき系恋心


会計が終わって店員から伊織の手へと靴の入った袋が渡る時に、素早く奪いとる。




「これくらいは...僕が持つ。」



ぶっきらぼうに言う杏也を優しい目で伊織が見つめた。

「ありがとう」



靴を買った後、タオルを見に靴屋とは少し離れた所へ行く。手触りやデザインなど沢山の種類があり、時間がかかってしまったが、杏也好みのタオルを買うことが出来た。



「付き合ってくれてありが...『もー!なにすんの!?離して!』
< 58 / 191 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop