嘘つき系恋心


「うっ.........?」



「おい...お前等なにやってんの......?」



聞きなれた声がしたと思えば、笑っていた男性等の声が収まった。でもすぐに苛立った声が聞こえた。



「あぁん!?なんだお前!!」


「...んー。こいつの...友達...?じゃ、返してもらうわ。」



ぎゅっと、抱きしめられる。声の主は、灯亞。いつもの声の筈なのに、どこか怒っているような、そんな声と、鋭い目つき相手を威嚇する。


男性等は怖気づいて一歩後ずさり、そして逃げていった。



「灯...亞?」
< 79 / 191 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop